若山曜子さんのインスタグラム写真 - (若山曜子Instagram)「いよいよ明日発売となります #溶かしバターで作るワンボウルのお菓子   少し本のご説明を。 1章はケーク。こちらにも書きましたが、溶かしバターを使ったケーク、フランスのパティスリーでもよくあります。手間も技術もいらない、素晴らしいルセットたちをたくさん見てきましたが、材料もたっぷり贅沢なのがたまにキズ。カロリーや嗜好、費用を少しずつ日本の家庭に向けての配合に変えました。その分リッチな味わいは少しだけ減りましたが、日常に食べやすいケークたちになったと思います。  2章はクッキーたち。溶かしたバターには空気が入らないため、サクホロの軽やかさがなくなり、カリッとした食感に。それはそれで美味しいクッキー。ですが、一冊丸ごとなので、バターふんわりさせた時のようなサブレも目指して研究。ここ一番苦戦しました。  3章はマドレーヌなどの溶かしバターを使うクラシックなお菓子です。 それから、タルトやおやつ、甘くないもの、と続きます。  おやつの章のバターは、普段からお菓子づくりをしているとそんなに多くは感じないはず。少量のバターの出すコク。バターがなくても作れるものならなおさらバターが決め手になる。バター自体が味を決める調味料であることを思い出させてくれます。  溶かしバターのタルト生地は以前の本からずっと私の定番です。 キッシュの本のパートブリゼとオイルの生地の中間。味わいも硬すぎず柔らかすぎず。作りやすい。キッシュの本が好きな方にはぜひこの生地も作ってもらいたいなあ。 何にでも合う生地。今回はほうれん草たっぷりのタルトサレが私のお気に入りとなりました。  今回、溶かしたバターのお菓子と言っても様々で、 ①もともと溶かしバターの良さを生かして作られたルセットのお菓子 ②クリーム状で作っていたお菓子を溶かしバターに変換していくうちに、美味しい!採用!となったお菓子。 (写真のレモンスクエアは普段は、バターをクリーム状にしてちゃんとサブレを作っていたお菓子。溶かしバターで作ってみたらすごく美味しい。何より簡単で、もうこっちで作ることしかないような気がしています。) それから、 ③バターを風味づけの調味料と捉えたお菓子。この本ではおやつの他、キャロットケーキなど。キャロットケーキは一般的にはオイルベースですが、少量のバターを加熱して入れると、香ばしいナッツのような風味がプラスされ、しっとりとした食感に。ここにオレンジプラスが最高に好き。  このバター使いは決して、手軽に作るためではなく、一般的なキャロットケーキに一手間かけたもの。バターラバーの私が好きなケーキです。  オイルのお菓子にはオイルの良さがあります。あっさりしていて他のものを引き立てるから、私はチョコとかスパイスとか少し強いものを合わせることが多いかな。バターの風味が余計に思えるお菓子も確かにあります。  でも、オーブンを開けた時のあのバターの香り…バターのお菓子ってやっぱりおいしいんだよなあ。。とつくづく思う次第です。  デザイン 福間優子 写真 福尾美雪 スタイリング 池水陽子 ライティング 中山み登り 編集 足立昭子 主婦と生活社」11月16日 21時11分 - yoochanpetite

若山曜子のインスタグラム(yoochanpetite) - 11月16日 21時11分


いよいよ明日発売となります
#溶かしバターで作るワンボウルのお菓子

少し本のご説明を。
1章はケーク。こちらにも書きましたが、溶かしバターを使ったケーク、フランスのパティスリーでもよくあります。手間も技術もいらない、素晴らしいルセットたちをたくさん見てきましたが、材料もたっぷり贅沢なのがたまにキズ。カロリーや嗜好、費用を少しずつ日本の家庭に向けての配合に変えました。その分リッチな味わいは少しだけ減りましたが、日常に食べやすいケークたちになったと思います。

2章はクッキーたち。溶かしたバターには空気が入らないため、サクホロの軽やかさがなくなり、カリッとした食感に。それはそれで美味しいクッキー。ですが、一冊丸ごとなので、バターふんわりさせた時のようなサブレも目指して研究。ここ一番苦戦しました。

3章はマドレーヌなどの溶かしバターを使うクラシックなお菓子です。
それから、タルトやおやつ、甘くないもの、と続きます。

おやつの章のバターは、普段からお菓子づくりをしているとそんなに多くは感じないはず。少量のバターの出すコク。バターがなくても作れるものならなおさらバターが決め手になる。バター自体が味を決める調味料であることを思い出させてくれます。

溶かしバターのタルト生地は以前の本からずっと私の定番です。
キッシュの本のパートブリゼとオイルの生地の中間。味わいも硬すぎず柔らかすぎず。作りやすい。キッシュの本が好きな方にはぜひこの生地も作ってもらいたいなあ。
何にでも合う生地。今回はほうれん草たっぷりのタルトサレが私のお気に入りとなりました。

今回、溶かしたバターのお菓子と言っても様々で、
①もともと溶かしバターの良さを生かして作られたルセットのお菓子
②クリーム状で作っていたお菓子を溶かしバターに変換していくうちに、美味しい!採用!となったお菓子。
(写真のレモンスクエアは普段は、バターをクリーム状にしてちゃんとサブレを作っていたお菓子。溶かしバターで作ってみたらすごく美味しい。何より簡単で、もうこっちで作ることしかないような気がしています。)
それから、
③バターを風味づけの調味料と捉えたお菓子。この本ではおやつの他、キャロットケーキなど。キャロットケーキは一般的にはオイルベースですが、少量のバターを加熱して入れると、香ばしいナッツのような風味がプラスされ、しっとりとした食感に。ここにオレンジプラスが最高に好き。

このバター使いは決して、手軽に作るためではなく、一般的なキャロットケーキに一手間かけたもの。バターラバーの私が好きなケーキです。

オイルのお菓子にはオイルの良さがあります。あっさりしていて他のものを引き立てるから、私はチョコとかスパイスとか少し強いものを合わせることが多いかな。バターの風味が余計に思えるお菓子も確かにあります。

でも、オーブンを開けた時のあのバターの香り…バターのお菓子ってやっぱりおいしいんだよなあ。。とつくづく思う次第です。

デザイン 福間優子
写真 福尾美雪
スタイリング 池水陽子
ライティング 中山み登り
編集 足立昭子
主婦と生活社


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2023/11/16

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