高山沙織さんのインスタグラム写真 - (高山沙織Instagram)「【最長片道切符の旅振り返り♯20】こんにちはアンドロイドのお姉さんです。私はただいま新横浜駅に来ております。今日も最長片道切符の旅進めていきます。本日最初に乗る列車は東海道新幹線のこだま号本日は東海道新幹線から東海道線在来線に乗り換え、また東海道新幹線に乗ってから東海道線の在来線に乗って愛知を目指すという不思議なルート。最長片道切符の旅では新幹線と並行在来線は同一とするというルールがあるのですが、この東海道線の区間は少し特殊で、新横浜・新富士という新幹線の単独駅をうまく経由することで前日に通った東海道線の区間を避けて同じルートを2回通らないようになっていますさて、次に乗っていく列車は特急踊り子。静岡県の三島駅に向かいます。乗車してから37分で三島駅に到着。ここから再び東海道新幹線に乗り換えます。私は車内でお昼ご飯のことを考えていたのですが、静岡名物”さわやか”のハンバーグを食べたいなぁとサイトを覗いてみるとなんと100分待ち。 100分も待ってたら今日の工程ぐちゃぐちゃになっちゃうよということで断念、さわやかに立ち寄ることなく普通列車で浜松駅を目指します。そこから愛知県の豊橋へ。 30分ほどで愛知県豊橋駅に到着。東海道線、怒涛の乗り換えで一仕事終えた気分ですね。ということで遅めのお昼ご飯を食べに行きます。豊橋で定番のランチといえばスパゲッティチャオのあんかけパスタかなと思うのですが、今日はパスタの気分じゃなかったので創業100年の老舗うどん・そば処「せがわ本店」さんにやってきました。豊橋はカレーうどんが有名で迷わず注文。一見普通のカレーうどんに見える豊橋カレーうどん。うどんを食べ進めると下からとろろご飯が出現するのです。まさかの二層構造。もうボリュームがすごい。うどんを食べ終わったら薬味を入れてカレーとろろご飯にしていきます。これもまた一味違った感じで美味しいんですよね。ちょっとお腹いっぱいで動きたくないのですが、もうそろそろ電車の時間なので駅に戻ります。さて、ここからが今日の旅の本番。飯田線の普通列車に乗っていきます。飯田線は愛知県の豊橋駅から長野県辰野駅までを結ぶ全長195.7kmの巨大なローカル線。私が乗り込むのは14時42分発岡谷行きの飯田線普通列車。飯田線の終点辰野を超えて中央本線の岡谷まで約7時間かけて結んでおります。これは運行時間だと日本一長い普通列車ということになりますね。というわけでここから7時間怒涛の普通列車の旅が始まります。 30分ほど走ると車窓が一気にのどかな風景に変わっていきます。この頃には乗客もほとんどいなくなりました。飯田線を乗り通すのなんてよっぽどな物好きがマニアぐらいしかいないでしょうね。乗車してから1時間30分ほどで愛知県と静岡県の県境のトンネルを通ります。ほとんど貸切りの飯田線。長時間乗ってると家みたいな落ち着き感が出てきます。朝、小田原で買ったみかんを食べるなど。途中の中部天竜駅で15分ほど停車時間がありました。終点岡谷ではあと5時間弱。座りっぱなしだと血流が滞るのでこういうタイミングで運動をしないと飯田線走破は厳しそう。三郷駅ですれ違ったのは特急伊那路号。飯田線にも1日2往復だけ特急がありまして、本当はこれに乗りたかったのですが、時間的に諦めたのです。さて、列車は飯田線の秘境ポイントに差し掛かってきました。飯田線は山の中を走るので秘境駅がたくさんあります。その中でも全国秘境駅ランキング第3位の小和田駅に到着。道路もなく最も近い集落までも片道1時間かかるという人里離れた秘境駅。秘境駅のロマンに惹かれ一度降りてみたい気もしますが今日中に終点岡谷まで行かなきゃならないので断念。その他秘境駅ランキング上位の駅も通り過ぎていきます。そろそろ日が暮れてきた頃、列車は下山村駅に到着。ここは”下山ダッシュ”という競技が有名で下山村駅から五つ先の伊那上郷駅までの線路は大きくΩ状に迂回しており、6.4kmの距離があります。ただ、直線距離だと2kmしかないので電車を逃しても走ったら追いつけるのではというチャレンジなのです。出発してから4時間16分飯田線の中でも中心駅である飯田駅に到着。 21時26分列車は飯田線の終着駅辰野駅に到着しました。ここからそのまま中央本線に乗り入れこの列車の終点岡谷駅に向かって行きます。ということで6時間55分乗車、約7時間で長野県の岡谷駅に到着しました。いやー長かったですね。確かに長かったんですけど最初思ってたほど苦痛ではなく、移り変わる景色や突如現れる秘境駅にと、むしろ楽しかったもう1回乗れと言われたらちょっと遠慮したいのですが……。到着した頃には時刻はもうすっかり夜になってしまいました。本日はここからもう少しルートを進めて塩尻駅にゆきそこで宿泊お疲れ様でした。」10月22日 15時32分