三井智映子のインスタグラム(chiekomitsui) - 9月10日 22時02分

先週の相場を振り返りましょう。

先週の米市場は下落となりました。
米ISM非製造業景況指数の市場予想上振れなどから米長期金利は上昇。ドルインデックスも上昇。
週明けの相場は米雇用統計を通過したあく抜け感はあったようですが、FRBの金融引き締め長期化懸念や、
中国不動産バブル崩壊が懸念されるなかで、政府は住宅の購入制限を緩めるなど刺激策でテコ入れを行っているものの、
中国が政府機関のみならず政府支援の機関や国営企業にiPhoneの使用禁止を拡大する計画とのことでApple株が急落したことも投資家心理を冷やしました。
米中対立の先行き不安や、中国および世界への経済への影響が懸念されています。
Appleに関しては12日の説明会で新型のiPhoneの発売をする見通しで、週末ということもありショートの手仕舞いも出たようで、
チャート的には下落一服となりました。
週末8日の米市場は上昇。
ダウ平均は前日比75ドル86セント高の3万4576ドル59セント。

また先週は主要産油国の減産継続方針(サウジアラビアが原油の自主減産を年末まで延長)が報じられ原油価格が上昇。米国ではドライブシーズンが終了しましたが、ガソリン価格がこの時期で過去10年比で最高水準となっています。
そのためコモディティも上昇。
一方でビットコインは引き続き売りが優勢なようです。

日本市場を見てみますと、日経平均は週足では103円78銭安で3週ぶり反落。
バリュー株が強いなかで9月中間期末を控えた配当取りの動きも相場を支えているほか為替の円安も支援となり、
6日までで日経平均株価は8営業日続伸でTOPIXも年初来高値を更新する強い値動きを継続していましたが、週後半に失速しました。

9月16日まで水星の逆行となるので、相場も不安定な動きになったり大きく動きやすいと言われています。
今週は13日発表の米8月消費者物価指数（CPI）に注目ですし、大きく動くのかも注目しています。
香港も三角保合っぽいのが崩れるかも。注目です。

写真は福岡セミナーのものです。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました！

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