末吉里花のインスタグラム(rikasueyoshi) - 8月24日 23時23分

北欧最大の小売業者ICA（イーカ）では、スーパーの店内にデポジットコーナーがあり、消費者がペットボトルや空き缶を持ってくれば回収してくれます。ペットボトルも空き缶もそのままの状態で機械に投入すると、デポジットしたことによるインセンティブとして、1クローネ（約14円）受け取れます。また、お金を受け取らない場合は、1クローネを社会課題解決のための団体に寄付をすることができます。寄付か返金か、自分で選べるようになっている、というわけです。

戻ってきた1クローネ（約14円）は、店舗ですぐに使えます。
実際に私も現金を足して、オーガニックバナナを買いました。

このデポジットの機械の隣りには大型のものがあり、そちらは大量のペットボトルや空き缶をそのままドサッと大きな投入口に流し込むと、勝手に機械が反応して、奥で仕分けをしてくれます。そして投入した本数を数えて、その数に応じて返金してくれます。
時間もかかりません。

ラベルやキャップをとる手間もなし。
合理的なことを好むスウェーデン人らしく、消費者が簡単にエシカルなアクションに参加できる仕組みがあります。
こうすることで、お店側としても消費者に戻ってきてもらい、新たにデポジットで受け取ったお金で買い物までしていってくれるから利点がありますよね。

デポジット制で回収したペットボトルは、すべてマテリアルとしてリサイクルされています。つまり熱回収ではなく、すべて次のペットボトルに生まれ変わるということです。ちなみに、素材としては基本的に15回以上リサイクルが可能だそうです。

2018年の統計によると、スウェーデンのペットボトルのリサイクル率は83%です。
出典: pantamera.nu (スウェーデン全国のデポジット制の責任会社）

アトラクションみたいで楽しかった♻️
日本ではデポジット制の賛否両論があるようですし、なかなか一筋縄ではいかないのかもしれませんが、消費者自身が、自分もアクションに参加している！と思わせる楽しい仕組みは、意識向上につながるし、とても良いなと感じました。

[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め！「UVシールド」を購入する