中曽根 康隆のインスタグラム(yasutaka_nakasone) - 10月21日 13時28分

【入隊した際に夫が言った「自衛官の家族としての覚悟をしてください」という言葉を今改めて思い返し、重く受け止めています】

本日、防衛省にて自衛隊殉職隊員追悼式が行われ、私は元防衛大臣政務官として参列・献花をさせて頂きました。去年9月からの１年間の殉職隊員は26柱（陸自20、海自5、空自1）であり、私も衷心から哀悼の誠を捧げさせて頂きました。

式中、岸田総理大臣、木原防衛大臣の追悼の辞の後に遺族代表挨拶がありました。遺族代表の坂本様は今年4月に起きた陸上自衛隊のヘリコプター事故で亡くなられた10名のうちの1人で、当時の陸自第8師団長であった坂本雄一陸将の奥様でした。

冒頭の言葉は（一語一句正確ではありませんが）奥様が遺族代表挨拶で述べられた言葉であり、私の胸に刺さりました。全ての自衛官は服務の宣誓を行い、その中で「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえる」ことを誓います。要するに命をかけて国を守ることを約束します。

奥様の言葉を聞き、覚悟を決めるのは宣誓をする自衛官本人だけでなく、その愛すべきご家族も同様に覚悟を決める必要があり、我が国の平和は自衛官及びそのご家族の尽力で維持されている、という事を改めて痛感しました。

参列されたご遺族の中には小さいお子さんも多数いらっしゃいました。その光景を目の前に、突然大好きなお父さんがいなくなってしまった状況や、残されたご家族のお気持ちを考えると、胸が締め付けられ言葉では表せない感情が込み上げて来ました。

この投稿が少しでも皆さんにとって、平和とは何か、国を守るとはどういう事か、考えるきっかけになれば幸いです。

殉職隊員の御霊に改めて心からのご冥福をお祈りし、また尊い犠牲を決して無駄にしないように私自身の職責を果たして参ります。

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