佐伯紅緒のインスタグラム(beniosaeki) - 7月19日 12時23分

白糠から帰ってきました。

4年前、離島で知り合った人から届いた一通のメールから始まったこの企画、それから白糠を何度も往復し、企画や脚本の段階からかかわり、そのうちにコロナになってあれこれ止まり、その間、私も一念発起して演技の勉強を本格的に始め、今回、演者のひとりとしてこの作品に参加することができました。

人生ほんと、先のことはわからないです。

一寸先は闇、という言葉があるけれど、意外と光だったりもするんですね。

今回、会うべくして出会った人もいましたし、ただもう、平伏して見上げるしかないような人もいましたし、私自身も本番でセリフ飛んだりして本当にいろいろでしたけど、最後に大ベテランの演者さんから、

「あなたは脚本家だと聞いていたけど、ものすごく居方がちゃんとしていましたね。きっとたくさん勉強したんだろうなあと思って僕は見てました」

と言われ、この3年間、無駄じゃなかったんだと思ってロケバスの中で泣きました。

「いったん作品の中に入ったら、全力でその場にいる権利を獲得しろ」

私がいま師事しているアップスアカデミーのたんじだいご師匠の言葉です。
たんじさん本当に本当にありがとう。

明日から今度は執筆です。
11月と12月にそれぞれ公演の舞台の台本をふたつ、書かせていただくことになりました。
今回の経験でまた新しい視座を手に入れたので、それをカテに演者さんたちのためにバリバリ書こうと思います。

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