亜希子さんのインスタグラム写真 - (亜希子Instagram)「ひとつ前の映画化決定の投稿に、温かいご声援ありがとうございます。  心から感謝いたします🌸  本作『人生に詰んだ元アイドル〜』の発売当初、多くの共感や励ましの声をいただきました。  そのたびに、私のちっぽけな過去の経験が少しずつ成仏していく気がして、言葉にできないほど嬉しかったです。  一方、こんなご意見もいただきました。  「あなたはササポンという人に出会えて良かっただろうけど、私にはそんな人がいないので、人生が辛いままです」と。  そのご感想を頂いた時、この一見すると厳しいご意見は、しかし、私にとって決して見逃してはいけない言葉だと思いました。  当初、私は、この小説を読んでくださった方に少しでも元気になってもらえれば嬉しいという思いで、苦しみながら全力で描きました。  しかし、こうした感想をいただく以上、どこか私自身にも、驕りや傲慢さがあるかもしれない。  そう気づかされ、そこから長らく葛藤や自問自答を続けました。  そもそも「誰かを元気にしたい」と思う時点で、驕りなのではないか。  では、私がこの作品で本当に伝えたいことは何か。  その結果、気づいたことがあります。  私がこの作品を通じ描きたかったのは「誰かを励ましたい」とか「元気にしたい」とかいう大それた思いではなく、「私は弱い」と感じる方がいたとしたら、その方に「私もとても弱いですよ」、「でも、どうにか立ち上がることが出来ましたよ」、「だから、あなたもきっと大丈夫ですよ」と。  ただ、シンプルに、それを伝えたかっただけなのかもしれないと。  そして、心の脆さと葛藤するなかで、ササポンや家族、友達、かけがえのない人がそばいてくれることが分かりました。  それは、私自身にとって、大きな発見でした。  数々のご意見やご感想が、私を成長させてくれたと思っています。  私は、未だに他人と自分を比べてしまうし、ついカッコよく見られたくて見栄を張ってしまうことも多々あります。  でも昔に比べ今では、少しだけ「弱い自分」を受け入れることができるようになりました。  それは、完全に自信を失い、「詰んだ」と思っていたところから、新しい自分を発見することが出来たからです。  この作品を読んでくれた方が、少しでも「私は私のままで良い」と思ってくださったら、それだけでこの作品を書いた意味があると思います。  でも、作者が作品に込めたこれらのメッセージは、最終的に全て無視して頂き構いません。  どのようなご感想を持って頂いても、それは受け取る方の自由であって、素晴らしい余白です。  毎日の通勤電車に揺られながら、「今日も仕事だるいなぁ」と思いながら読んだり。  失恋や片思いの相手に対して落ち込んでいる渦中に、とりあえず興味本位で読んでみたり。  人間関係で悩んだり迷ったりした時に読んでみたり。  皆様があらゆる生活を送る中、ご自身の感情にフィットした思いを少しでも探って頂ければ、作者としてこんなに嬉しいことはありません。  大木亜希子」5月17日 10時12分 - akiko_ohki

亜希子のインスタグラム(akiko_ohki) - 5月17日 10時12分


ひとつ前の映画化決定の投稿に、温かいご声援ありがとうございます。

心から感謝いたします🌸

本作『人生に詰んだ元アイドル〜』の発売当初、多くの共感や励ましの声をいただきました。

そのたびに、私のちっぽけな過去の経験が少しずつ成仏していく気がして、言葉にできないほど嬉しかったです。

一方、こんなご意見もいただきました。

「あなたはササポンという人に出会えて良かっただろうけど、私にはそんな人がいないので、人生が辛いままです」と。

そのご感想を頂いた時、この一見すると厳しいご意見は、しかし、私にとって決して見逃してはいけない言葉だと思いました。

当初、私は、この小説を読んでくださった方に少しでも元気になってもらえれば嬉しいという思いで、苦しみながら全力で描きました。

しかし、こうした感想をいただく以上、どこか私自身にも、驕りや傲慢さがあるかもしれない。

そう気づかされ、そこから長らく葛藤や自問自答を続けました。

そもそも「誰かを元気にしたい」と思う時点で、驕りなのではないか。

では、私がこの作品で本当に伝えたいことは何か。

その結果、気づいたことがあります。

私がこの作品を通じ描きたかったのは「誰かを励ましたい」とか「元気にしたい」とかいう大それた思いではなく、「私は弱い」と感じる方がいたとしたら、その方に「私もとても弱いですよ」、「でも、どうにか立ち上がることが出来ましたよ」、「だから、あなたもきっと大丈夫ですよ」と。

ただ、シンプルに、それを伝えたかっただけなのかもしれないと。

そして、心の脆さと葛藤するなかで、ササポンや家族、友達、かけがえのない人がそばいてくれることが分かりました。

それは、私自身にとって、大きな発見でした。

数々のご意見やご感想が、私を成長させてくれたと思っています。

私は、未だに他人と自分を比べてしまうし、ついカッコよく見られたくて見栄を張ってしまうことも多々あります。

でも昔に比べ今では、少しだけ「弱い自分」を受け入れることができるようになりました。

それは、完全に自信を失い、「詰んだ」と思っていたところから、新しい自分を発見することが出来たからです。

この作品を読んでくれた方が、少しでも「私は私のままで良い」と思ってくださったら、それだけでこの作品を書いた意味があると思います。

でも、作者が作品に込めたこれらのメッセージは、最終的に全て無視して頂き構いません。

どのようなご感想を持って頂いても、それは受け取る方の自由であって、素晴らしい余白です。

毎日の通勤電車に揺られながら、「今日も仕事だるいなぁ」と思いながら読んだり。

失恋や片思いの相手に対して落ち込んでいる渦中に、とりあえず興味本位で読んでみたり。

人間関係で悩んだり迷ったりした時に読んでみたり。

皆様があらゆる生活を送る中、ご自身の感情にフィットした思いを少しでも探って頂ければ、作者としてこんなに嬉しいことはありません。

大木亜希子


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2023/5/17

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