亜希子のインスタグラム(akiko_ohki) - 4月6日 11時10分

今年も屋久島に一人で行って参りました。

睡眠より仕事を優先し始めたら「行く」と自分の中で決めています。今回で4回目。

島に行けば、日々の何かが解決するわけではありません。

島民の皆さんは日々、幻想的な空間の中ファンタジーを生きておられる訳ではなく、現実に直面しながらも力強く生活をおくっていらっしゃいます。

それでもなぜ行くかといえば、屋久島の広大な自然自体が、私には「人生」そのものに思えるからです。

山は登り続けなければ、頂上に到達できない。

でも、険しい道の中でも時折、美しい自然が姿を現してくれる。

私はそれを言葉で表現したいのだけれど、美しさのあまり、言葉を消失してしまう。

神様この美しさを表現する言葉を私に与えて下さいと心から願うけれど、「本当に大切なことは目で見て心が覚えているから大丈夫」という答えが返ってくるような感覚なのです。

樹齢4000年の杉の樹々を見ていると問題が薄まり「大抵のことは大したことではない」と俯瞰して物事を見ることが出来るし、時折現れる水飲み場の清らかな川の水は澄んでいて美しく、私の身体を内側から満たし、癒してくれる。

方々に鹿や猿がいて、地球に住むのは人間だけでは無いという当たり前の事実にも気づかさます。

下山の道のりも足元に注意して降りないと転んでしまうけれど、登る時よりもゆったりと景色を眺める余裕がある。

人生で直面する数々の問題や経験のミニチュア版が、この島の海や山、川には詰まっている気がして。

私にとって屋久島は、そこに生きる力強い島民の方々は「生きる」ことを再認識させてくれる大切な存在です。

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