河野圭のインスタグラム(kei_kawano) - 12月26日 19時30分

ライブツアーの千秋楽が終わって一滴も飲まずに寝落ちしちゃうなんて経験今までに一度も無かったのですがそれ位疲れ果てた状態でなんとか無事に終わりました長渕剛ツアー。先週の話です。

そんな過酷な現場を一緒に戦って来たのがウルトラ級のバンドとスタッフの面々。そしてその中で僕の楽器を担当してくれたのは木村寧々22歳。

初めて会った時はまだなんにも出来ない女の子だったのに今回はこの特殊なツアーに自ら志願して参加。なんとも根性ある女ソルジャーとして見違える程立派になって帰って来ました。 「ライブが始まったら俺達は猿だから」と言い切る看板はライブを支えてくれる彼らの事を敬意を込めてローディー（発音は上から下）と呼びます。「ローディー」っていう曲がある位なのでホントに自分の分身の様に接しているのですが、その分とてつもなく大きな責任を与える訳です。

2個目の写真は各会場によって聴こえ方が変わってしまうピアノの音色に看板から極めて難しい修正の注文が日々出されるのでそれに対応すべく場面場面に最適化された音色の数々w（色々と曲名が書いてありますがいっぱい練習して全く披露されなかった曲が沢山あるのでwライブの内容とは一部異なります）

因みに僕が本番で使ったピアノの音色はCP88の電源入れたら最初に出るやつの1個だけですw

看板はそのデジタルピアノに「調律師を呼べ」というお方なのでw
当初はハード、ソフト、あらゆる音源を用意したりしたのですが僕としては余計なリスクを背負わず出来るだけシンプルなセッティングでやりたかったのでPAチームも含めて色々と試行錯誤して結果的にこの様な形でやらせて貰いました。

まさに寝る間を惜しんであの手この手で看板を納得させる音を作ってくれた事に大感謝。もっと言うと本番中は一瞬たりとも本人から目を離せないのでピアノを弾いてる最中に次のオルガンのドローバーのセッティングまでやってくれてるし、手を伸ばせばいつでも必ずキャップが空いた状態でペットボトルの水を渡してくれるしw
もはやローディーというよりセコンドと言っても過言ではありません。改めまして木村寧々22歳。

そんな訳で無事に終わったというか生きて帰って来れた感がハンパないのですがどう考えても他では得られない経験なので改めて関わってくれた全ての人に感謝です。ありがとうございました。

さて今日はもう一個大事な千秋楽。
着々と今年が終わっていきますなー。

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