信近エリのインスタグラム(nobuchikaeri_official) - 12月5日 19時05分
貴重な歌詞をご提供いただいたのに、私はチバユウスケさんにお会いしたことがない。
いつか、いつかと思いを募らせていたら、それは永遠に叶わないものとなってしまった。
「僕の中では完全に はまってるんだけど、好きに歌ってください」
歌詞が届いた時、プロデューサーの大沢伸一さんを通じていただいたメッセージはこんな内容だった。
通例として、歌詞をご提供いただく際、譜割が確認できる仮歌データをいただくことが多いのですが、恐れ多くてチバさんにそんなお願いをできるはずもなかった。
チバさんの頭の中ではどのように はまっているんだろうかと考えあぐねながら、いろんなパターンで歌ってみて、チバさんからいただいたメッセージ通りに、好きに歌わせていただいた。
チバさんが生涯で歌詞や曲を他のアーティストに提供したのは、長い音楽家人生で5曲しかないらしい(内1曲はプロデュース)。
当時私は、歌うことが恐くてたまらず、人生の全てだった歌が、味方から敵に変わってしまったようで、誰の人生を生きているのか分からず、あと1日、あと1日だけ頑張ろうと思うことで、かろうじて毎日を重ねていた。
そんな頃の私にチバさんから届いた”SING A SONG”というタイトルの歌詞の冒頭は
“君の歌う声は泣いているから”
だった。
お会いしたこともないのに、全て見透かされている気がした。
熱狂する対象が移り変われど、例え泣いているような声しか出なくても、逃げずに、これからも歌を歌うように生きていきたいと思う。
本来SNSに亡くなった方への想いを書くことにはピンときていませんが、貴重な歌詞をご提供いただきながら、当時のエピソードやそれを受けての想いを私の中だけに留めておくのは勿体ないと思い、ここに書き記します。
チバユウスケさんのご冥福をお祈りします。
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2023/12/5