江口寿史のインスタグラム(egutihisasi) - 10月18日 12時44分

来年３月にOUTLINEから出す腕時計の打ち合わせを昨日した。今回作る時計は機械式の自動巻きだが、第二弾はデジタルウォッチにしようと盛り上がった。デジタルも好きなのでデザインするのが楽しみ。
その場で話に出たおれのCASIOTRONがこれ。
この時計、1997年の6月に2万円の新品で買ったのだが、買って以来なんと一度も電池交換しないで26年間動き続けていたのです。つい最近、机の中で静かにお眠りになっていた。

「そんなことはありえません！」
「確かに時計の電池の寿命には個体差と環境差がありますが、26年も電池切れしないなんて絶対ないです！」
打ち合わせの時計の専門家たちが口を揃えて言う。
だって本当なんだもん！！
おれだってクォーツの時計はいくつも持ってるし、電池は切れるものだと知っている。長くもつもので３年。短いのでは１年もたないものも。でもこの時計は本当に26年間動き続けていたんだもん！
この世に絶対はない。
この26年間、この時計には何か別のエネルギー体が宿っていたのかもしれない。
というわけで、この時計にとって初めての電池交換をしてあげようと思うが、その電池がいつまでもつかは神すらも知らない、多分。

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