武井義明さんのインスタグラム写真 - (武井義明Instagram)「先週の話。 母の銀行通帳紛失騒動から2ヶ月。 父名義の営業用2冊はあるのに 母名義の家計用2冊が見つからない。 親子3人で家中を捜索しても出てこないので、 次に来たとき手続きするよ、 と言っていたその「次」がその日でした。 ということで新幹線に乗り実家へ。 駅から家までの間に銀行があるので、 さっさと代理で紛失手続き。 ちなみに再発行手続きは本人しかできない。 詐欺があり得るからねえ。 そして代理ということでなかなかの手間。 やっと終わって、 往きにこの手続きを済ませておくなんて オレってさすが! 気が利いてる!  意気揚々と「手続きしてきたよ〜」 と顔を出したら「なんのこと?」。 「通帳あるわよ」「無くしてないぞ」 「誰が無くしたって言ったの」 「通帳が無くなったのか?!」と、 だんだん混乱していく二人は まるで不条理漫才。 えー。 どこにあったのか聞いても、 紛失時の騒動を忘れており、 見つかった時のことも おそらく記憶から欠如しているのだろう、 いつものポーチごと見せられて、 確かに全部あった。 なぜ。 でもまあこの頃物忘れが多い二人なので 責められない。 いけね、じゃあ紛失手続きを 取り下げてもらわないと、 この通帳使えない! と慌てて取り消しに銀行に走るも、 デジタル処理時代だから承認済みで、 すでに無くなったことになってて、 取り消せませんでした。 しかも「先ほど紛失手続きをした方と 今こうしてその取り消しをしたい方が 同一人物かはわからない」とも。 確かに理屈はそうだ。 双子やよく似た人物を使った 巧妙な犯罪かもしれない! ミステリーによくありそうなトリックである。 聞くと本人宛に手続き完了の手紙が届いたのち 本人出頭で再発行だそう。 トホホ。 まあカードは使えますけどね。  無駄足に終わった銀行から戻ると ケアマネさんが来ていて、 介護認定継続申請のための年次インタビュー中。 二人とも物忘れの仕方がややこしいので 慣れてるはずのケアマネさんがケムに巻かれてる。 しかも父への質問に、 耳の遠い父を気遣うつもりなのか 母が先に答えてしまい、 それがまたちょっとピントがズレて、 「お母様!」と制されつつ、 また父が「そういえばな」と全く関係のない おもしろエピソードを繰り出し、 うっかり返事をしてしまったケアマネさんが 最初の質問を見失う。 人が増えて漫才から不条理演劇に。 あるいは東京03的なコント。 父役が角田さん、母役が豊本さん、 ケアマネさん役は飯塚さんですね。 面白かったですけどね。 その長いインタビューがやっと終わったら 我慢していたのか途端に父の機嫌が悪くなり、 「非常に面白くなかった。 まるで子供相手の質問だ。 意味がわからねえ」 とディスりはじめて(本人そのつもりはないが 口が達者で嫌味が上手すぎて) ケアマネさんが凹んでいる。気の毒に。 そういうものだからなあ。  母のインタビューも終わり (それはそれなりに大変でしたが父よりマシ)、 僕への補足インタビューも終わって、 ヘルパーさんが来たので母を内科に見送り、 弁当を買ってサクッと東京に戻りました。 写真の銅像は竹千代(家康の幼名)と 今川義元です。 たぶん僕の顔はこの義元のような トホホ顔だったと思う。 義明ですけど。」10月7日 16時49分 - bebechef

武井義明のインスタグラム(bebechef) - 10月7日 16時49分


先週の話。
母の銀行通帳紛失騒動から2ヶ月。
父名義の営業用2冊はあるのに
母名義の家計用2冊が見つからない。
親子3人で家中を捜索しても出てこないので、
次に来たとき手続きするよ、
と言っていたその「次」がその日でした。
ということで新幹線に乗り実家へ。
駅から家までの間に銀行があるので、
さっさと代理で紛失手続き。
ちなみに再発行手続きは本人しかできない。
詐欺があり得るからねえ。
そして代理ということでなかなかの手間。
やっと終わって、
往きにこの手続きを済ませておくなんて
オレってさすが! 気が利いてる! 
意気揚々と「手続きしてきたよ〜」
と顔を出したら「なんのこと?」。
「通帳あるわよ」「無くしてないぞ」
「誰が無くしたって言ったの」
「通帳が無くなったのか?!」と、
だんだん混乱していく二人は
まるで不条理漫才。
えー。
どこにあったのか聞いても、
紛失時の騒動を忘れており、
見つかった時のことも
おそらく記憶から欠如しているのだろう、
いつものポーチごと見せられて、
確かに全部あった。
なぜ。
でもまあこの頃物忘れが多い二人なので
責められない。
いけね、じゃあ紛失手続きを
取り下げてもらわないと、
この通帳使えない!
と慌てて取り消しに銀行に走るも、
デジタル処理時代だから承認済みで、
すでに無くなったことになってて、
取り消せませんでした。
しかも「先ほど紛失手続きをした方と
今こうしてその取り消しをしたい方が
同一人物かはわからない」とも。
確かに理屈はそうだ。
双子やよく似た人物を使った
巧妙な犯罪かもしれない!
ミステリーによくありそうなトリックである。
聞くと本人宛に手続き完了の手紙が届いたのち
本人出頭で再発行だそう。
トホホ。
まあカードは使えますけどね。

無駄足に終わった銀行から戻ると
ケアマネさんが来ていて、
介護認定継続申請のための年次インタビュー中。
二人とも物忘れの仕方がややこしいので
慣れてるはずのケアマネさんがケムに巻かれてる。
しかも父への質問に、
耳の遠い父を気遣うつもりなのか
母が先に答えてしまい、
それがまたちょっとピントがズレて、
「お母様!」と制されつつ、
また父が「そういえばな」と全く関係のない
おもしろエピソードを繰り出し、
うっかり返事をしてしまったケアマネさんが
最初の質問を見失う。
人が増えて漫才から不条理演劇に。
あるいは東京03的なコント。
父役が角田さん、母役が豊本さん、
ケアマネさん役は飯塚さんですね。
面白かったですけどね。
その長いインタビューがやっと終わったら
我慢していたのか途端に父の機嫌が悪くなり、
「非常に面白くなかった。
まるで子供相手の質問だ。
意味がわからねえ」
とディスりはじめて(本人そのつもりはないが
口が達者で嫌味が上手すぎて)
ケアマネさんが凹んでいる。気の毒に。
そういうものだからなあ。

母のインタビューも終わり
(それはそれなりに大変でしたが父よりマシ)、
僕への補足インタビューも終わって、
ヘルパーさんが来たので母を内科に見送り、
弁当を買ってサクッと東京に戻りました。
写真の銅像は竹千代(家康の幼名)と
今川義元です。
たぶん僕の顔はこの義元のような
トホホ顔だったと思う。
義明ですけど。


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2023/10/7

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