前田エマさんのインスタグラム写真 - (前田エマInstagram)「なんておもしろい本なんだろう！！！いろんな人におすすめしたい！大興奮！映画やドラマ作品をきっかけにして、韓国のいろんな「なぜ？」に答えていく本。・韓国のごはんや挨拶に込められた意味　・日本とは異なる家族の関係性　・学歴社会や家賃の仕組み　・シングルマザー　・子どもの海外留学　・Metoo運動が芸能界にもたらしたもの　・整形　・認知症　・兵役による自殺　・国民が掴み取ってきた韓国の歴史・・・　など、さまざまな切り口で語られます。韓国のエンタメが好きな人にはもちろんだけれど、「隣の国、韓国の社会とか若者の感覚がどんな感じなのか、興味があるんだけど、どこから手をつけていいのやら…」と言う人や「韓国の歴史を、少しポップに、現在の社会と繋げながら知りたいなあ」と言う人にも、ぜひ読んでほしい本！！私は、コロナ禍から韓ドラや韓国映画に触れてきた新参者なのですが、この本を読んで「なるほど！この作品は、こういう社会的背景があったから作られたのか！！」とか「ひえええ！！そんな歴史があったのね、だからこういう描き方をしていたのか！」と、頭を整理する&知らなかった社会の流れを勉強する＆次に観たい作品が増えて大変！って感じだったよ。著者である成川さんの、クールだけどユーモア、その匙加減が最高なんだ…。注釈のコメントもナイスなんです・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私が韓国映画に興味を持つようになったきっかけは、さんざん各所で話しているような気がするのですが、BTSの「MaCity」を聴いたこと。この曲の歌詞には1980年に韓国で起きた「光州事件」を扱った部分があって、めちゃびっくりしたんですよ。「なんで国民的なメジャーなアイドルが、40年以上も前の虐殺？？？について歌うの？」最初は疑問しかなかった。（※当時の私は民主化運動がどういうものなのかについても全く分かっていなかった）・・・・・日本では芸能人が政治的なことに少しでも何か言うと、めちゃ叩かれるのに「CMもたくさん持ってるアイドルが、なんで？」と超不思議だった。韓国って、どういう国なんだろう？何が、そうさせているんだろう？知りたくなった。そこで光州事件とはなんぞや？と思って、本とか映画とか観てみようかな〜と思って、ネットサーフィンしていた時、youtubeでたまたま目にしたのが、この本の著者である成川彩さんが出演されている動画だった。そこで知ったのが映画「ペパーミントキャンディ」。この映画がもう、衝撃だった。光州事件では、民主化を求めて、学生を含む多くの市民が、当時の軍事政権に対してデモを起こして、本当にたくさんの罪なき命が奪われたのだけれど、そう聞くと「市民の人たち、命を犠牲にして、大変だったんだな」と言う感想を持つ人が多いと思う。確かにそうなのだけれど、この映画では軍の側に居た青年のことを描いている。韓国に兵役があるのは皆知っていると思いますが、たまたま兵役の期間中にデモの現場に送られた若者が、そこで市民である少女を誤って殺してしまう。それがきっかけとなって人生が崩壊していく。この時、初めて私は「加害者も傷を負う」ということを知った。そこから、戦争の問題などにも関心を持ち始め、今、私は韓国にいるのですね。・・・・・韓国に来て、すぐに、成川さんとお会いする機会があり（私が「会って欲しい」と連絡して半ば強引に・・・）そこから成川さんにはいろいろな場面で助けていただき、さまざまな出会いに導いてくださっている、感謝しきれないお姉さん。成川さんが初めて韓国に留学されたのは、日韓ワールドカップの時。その後も再度留学され、それから朝日新聞の記者としてセウォル号沈没事故などを取材。激動の韓国を見てきた方。そして現在はソウルの東国大学の大学院で韓国映画の研究をされながら、韓国カルチャーについての執筆、講演などをされている方。韓国映画やその現場の体制、映画祭などについて日本に紹介したり、監督、役者などへのインタビューもされてる。学生をしながら、取材し、書くというのは想像以上に大変だなあと感じている私にとって、成川さんと私は比べものにはなりませんが、もう、かっこいい！憧れの方です。成川さんのyoutubeを見なかったら、こんなに私が沼に落ちることはなかったと思うし、成川さんの書かれるものをみちしるべにして、映画を見てきたような部分がある。来週は、成川さんがB&Bで作家の角田光代さんとトークするんだって！！ #韓国映画ドラマのなぜ #成川彩」7月9日 23時04分