西森洋一さんのインスタグラム写真 - (西森洋一Instagram)「入院6日目後半『大腸検査』2019年、主治医が､離れの医師に尋ねました。「この辺りなんですが、特に何もないですねぇ、どうですか谷口先生？」、『…………』　無音……。　返答が無い。　、「谷口先生っ！！」　より一層､大きな声で､主治医が尋ねる。、『え？　あ、、はいはい、、そうですねぇ』、 …………検査は続く。　、何かの本で読んだ事がある…… こういう見落としが許されない検査は、複数でするに越したことは無い､というものを。、そして西森の腸内を、カメラは進む。、　嘘抜きで､五秒に一回は、、「痛くないですか？　大丈夫ですか？」と聞かれます。、その度に、肛門の痛みは差し引いて「大丈夫です……」と答える。、腸内を広げて撮影する為、、定期的に「プシュー」という音と共に､空気が腸に送り込まれます。これが、イタ気持ち悪いのなんの。　下痢での腹痛のマックスの状態になるのです。、流石に､これに関しては「痛いです！」と、答える。カメラ自体を「身体がでかいウンコ」と捉えるのです。……苦しいことこの上なし。、、「先生！　この辺りは少し腫れてますかね、ここも膿瘍の影響ですかね？……」、『…………』　シーン。　無音。、「谷口先生っ！！　どうですかね？」　、『え？　あ？　はいはい、そうだと思います……』、、 …………検査は続く。　、、中々終わらない。　著しく悪い所が､無さ過ぎて、主治医は首を傾げている。、「う〜ん、無いですねぇ、特にこれといって､おかしいところは…………谷口先生どうですか？」、『…………』　、「谷口先生！！」、『え？　あ、、はいはい……』、、一回で返事せえやっ！谷口！！！、ずっと、何に気を取られとんねん！個室で､スマホゲームしてんのか！　今は「俺の腸を皆んなで診る会」やろが！個室で､いったい何をしとんねん！、思うが、何も言えず､我慢するだけ。　、谷口の『え？あ、はいはい』は全部で7回ほど続いた。最後の方は、流石に笑けてきた。　「もうええわ谷口！同じボケ何回すんねん､お前は！」　と、ニヤけながら、心の中で連呼するだけ。、そして、また「プシュー」　、『痛いですか？』、「痛い痛い、痛いです！」、『すいません、、直ぐ終わりますので……』　、こちらが「痛い」と言っても､止めないなら、、はじめから訊かないで。　これも思うだけ。、「プシュー」、『痛いですか？』、「痛い痛い、痛いです！」、超下痢の時の「お腹とグルグル」と、空気で圧迫される痛みで、何が何か分からなくなる。冷静さを失い､軽いパニック状態……そして、パニック任せに、とうとう、、「痛い痛い、痛いです！　ほんで肛門は､初めからずっと痛いですっ！」　言ってしまった。　、 ……肛門は初めからずっと痛いです……もう二度と言う事の無い台詞。　、 ……肛門は初めからずっと痛いです…………再度確認したが、やはり二度と言わないと思う。、渾身の叫びだったが、、まぁまぁそれは今言われましても……みたいな感じで、なだめられた。、食事中のカンフーの達人に､何度も殴りかかるが、、ご飯食べながらのまま、あしらわれてるみたいになった。、計っていないが、、かれこれもう20分は、カメラを突っ込まれていると思われる。、主治医が言う。「西森さん、一応､大腸の方はですね、グル〜と一周回って、最後まで見たんですけど」、最後まで行ったんかい！　入り口すぐの所､ちゃうかったんかい！　どうりで､グルグルが､酷かったわけやわ！、「最後まで見たんですけど、特に異常は無いですね、これもう､今見えてるのは、小腸の入り口で、ここから先は進めませんので……」、僕専用モニターが､顔から30センチ程しか離れていない所に設置されていて、見たくはないが､全て見ていた。　、ずっと、ピンクの、グネグネ、見ていた。、ようやく終わったようだ。、主治医が、シュルシュルとカメラを抜き出す。、抜きながら、今朝やった血液検査の結果の話し。貧血気味らしい。　他の栄養も､あまり足りていない､とのこと。　色々訊かれた。、「西森さん、結果見ましたけど、貧血ですね、ちゃんとご飯食べてます？　」、『一応､食べてます』、「好き嫌いはないですか？」、『特に無いですね』、「お酒は？」、『結構、飲みます』、「アテだけ､ちょっと食べて、あとはお酒ばっかり､とかじゃないですか？」、、その質問…………ケツからカメラ抜いた後で良くない？　　、思う。　、でも、これも思うだけ。、「ここ、ポリープありますね…」、ほんで、ポリープも有るんかい！　忙しいで！　色々､忙しいで！　、「これは良性なので、直ぐでなくていいので、、又、体調が万全の時に､取りに来てください」、、忙しいで！　色々､忙しいで！、しかし、特に異常なしで良かった。　、絶食144時間､突入。　、おやすみなさい。、このような日記が本になってます。西森本で検索！」4月13日 20時45分