笹峯愛のインスタグラム(mineco.m) - 1月21日 17時45分


手術中、出血に伴い
冷える身体で朦朧としつつも

A先生が、執刀医B先生に
「おぉ、すごい!さすが!!」
と絶賛する言葉を耳にして

何やらうまくいった様子…と、意識を繋ぎ止めておりました。

貧血っぽいと言う私に
A先生が素早い対処をしてくださり
私の頭もしっかりしてきた頃

B先生の腕前により出血も治った模様。

看護師さん達が
「せーっの!7」とか
「せーっの!5」とか
とユニぞる声が聞こえております。

…いっせーのせ!でもやってます?
←そんな訳ない。

しばらく考えながら
看護師さん達の「せーっの!…」を聞いていたのですが、閃きました。

ガーゼの数を確認しているんだと。

使用した数と
お腹から取り出した数とを
合わせているんですな、たぶん。

これ〝せーっの!5〟と〝せーっの!4〟で数字合わなかったら
バタバタして大変なんだろうなぁと、めちゃくちゃ他人事のように考えていましたが
1番大変なのは、私じゃない?と今なら思う次第。

そこからは、ほのぼのとした会話に戻った手術室。

A先生「これ、誰だっけ」

話題は再び、流れているCDの曲に。

B先生はわからない
看護師さん達も思い出せない

私も…なんだっけ?誰だっけ?
歌える。ソラで一緒に歌えるのに、アーティスト名もタイトルも出て来ない。

はい、そう言うお年頃。

手術は順調に進み
A先生がB先生に
「綺麗にしてあげましょうよ」
と縫合についてコメントしておりました。

第一子の帝王切開跡が
少しケロイド状態になっていたので
その辺りの処置かしら…と思っていた私の脳裏に一筋のワードが。

「コブクロ!」

目の前のピンポンを押したかの勢いで
先程、思い出せなかったアーティスト名を発しておりました。

私の突然の発言に
一瞬〝え?〟と言う間が空いたものの

A先生が
「そうだ!コブクロだ!!」
と乗っかってくれて

看護師さんの
「今の三浦さん(が言ったの)?」
と言う問いかけで

とにかく大人しく余計な邪魔はするまいと
勝手に距離を取って蚊帳の外気分でいる私も、ついに何やら一体感。

曲は最後のサビ、大盛り上がり。

全員、そうだそうだコブクロだ
とスッキリした気分で

パチンパチンとお腹を閉じるホッチキスの音も
更にリズムを増し軽快に、和やかムードは最高潮の中

私の帝王切開手術は幕を閉じたのでした。

…そして、そこから

麻酔で下半身どうにもできない私は
手術台から衣服を広げたストレッチャーに移され
まだまだ、あれよこれよとなすがまま。

廊下で心配そうに待つ旦那に対して
コブクロで変なテンションなだけで
麻酔で痛みもなく、大仕事終えた感もない私。

保育器に入っている娘と記念写真を撮り、余裕の状況でしたが

この後一晩

麻酔が切れた後、傷なのか子宮の収縮なのか
何の痛みなのかわ分からない孤独な戦いを乗り越えます。

お股から出る悪露の確認。
痛み止めの座薬。

手術前から〝恥じらい〟と言う概念は無くなったと思っておりましたが
痛みを伴って、更に輪をかけて何かを捨てて行く一晩となる訳です。

病院のベッドで天井を見上げながら
こうして〝母〟になっていくのね…と思ったものですが

意識して〝女〟を取り戻さねば…と思う産後1ヶ月。

衰えない食欲と、産んだはずなのに
まだへこまないお腹との戦いは続く。

#帝王切開 #手術 #出産
#産後


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2022/1/21

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