周庭(しゅうてい)のインスタグラム(chowtingagnes) - 8月13日 23時17分


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正直、気分はまだ回復していない。

去年の8月30日、私は初めて家で逮捕され(それ以前は予約逮捕かデモ現場での逮捕だった)、それ以来、玄関のベルを聞くだけで緊張して、警察じゃないかと怖くなる。

このようなことがまさか1年後にまた起きるとは思わなかった。しかも10名以上の警官が同時にドアを叩き、ベルを押し、ロックを壊そうとした。あの日、9人が逮捕された後、次は私かもしれないなと少しは思った。でも、警察が本当に家の前に来た時、私は全く心の準備をできていなくて、パニックになり、震える手で友達に「police」の一文字を送った。それはあの時の私が唯一できることだった。

警察は2時間かけて、私の部屋だけじゃなく、リビング、屋上、両親の部屋など家中を捜査した。最終的には、パソコン2台、携帯3台、CCTVの一部、たくさんの去年と雨傘の時の制作物、それからジョシュア・ウォンと撮った写真も警察に押収された。一般的な令状の場合は当事者の部屋だけなのに、今回の令状の捜査範囲は非常に広く、どういう重い罪を犯したのだろうかと思っていた。結局、今でも、私は一体どのような理由で逮捕されたのかまだわからないし、いつ、どういう形で国家安全法に違反したかも、さっぱりわからない。この不透明さが、まさにこの政治的な罪の本質だと思う。

家から出て、車に押し込まれて、警察署に着いて、そして拘束された時、私はずっと涙を我慢していた。正直泣きたかった。だって、もし起訴されたら、保釈されなくなってしまう。少なくとも、1年や2年は出られない。有罪判決や中国大陸に引き渡されることの怖さは、想像すら出来なかった。未来に対する不安や恐怖が、ずっと心に湧き出ていた。

やっと弁護士に会えた時、涙は我慢できなかった。あの孤独と恐怖の中、彼らは私の唯一の頼りだった。あの時、彼らの手を握って、小さな、そして唯一の暖かさを感じたかったけど、変な人だと思われないよう、やっぱり握らなかった。拘束された25時間の間、弁護士たちは他にも色んな仕事があったにも関わらず、頻繁に警察署へ来て、私に最新情報や外からの関心を伝えた。
彼らを通して、皆さんのたくさんの愛をいただきました。ありがとうございました。

私は弱虫で、脆い人間です。
私は本当に社会運動に向いているのか、よく自分に問いかける。もう8年だ。8年の前の私には、きっと今日の状況を想像さえできなかっただろう。でも、私は弱いけど、わかっていることは、大きな動きの前では、心の強さが唯一の救いだということ。私は1人じゃない、多くの人が私を支えて、応援してくれた。香港人を信じています。

これから、さらに多くの香港市民が、同じ、或いはもっと怖い目に遭うかもしれない。香港の将来はどうなるのか想像することさえ難しいけれど、暗闇の後には、夜明けがきっと来ると信じるしかない。

私たちは強くならなければいけません。


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2020/8/13

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