片岡メリヤスさんのインスタグラム写真 - (片岡メリヤスInstagram)「2023年12月 ●「洗濯機が壊れた」 10月31日に洗濯機が壊れた。多分13年使ってる。メーカーの標準使用期間は6〜7年だから壊れるのもあたり前かって感じだけど、突然壊れるんだな。 10月30日に水道メーターの取替えがあったからまずそれを疑った。ネットで調べてみると「水道メーターの取替えで水圧が変わり給水ホースにゴミが詰まることがある」と書いてあった。給水ホースを外して調べてみたけどゴミは詰まってなくて、ホースはちゃんと給水することがわかった。そして排水と脱水はできる。給水ホースを洗濯機に繋げて洗濯しようとすると変な機械音がして給水してくれない。これは本当に洗濯機が壊れたんだなと確信。この日から洗濯物を手洗いする生活が始まる。だいたい2日に1日手洗い生活。最初は普段やらない生活が入り込んできた違和感で、面倒くさいというよりも好奇心が勝った。「丁寧な生活」とか「少しだけ電気使用量削減」などと思って楽しんでいた。手洗いの時の水の音や、手の感触、絞るときに溢れる水の動きなど、日々観察するうちに全体で捉えていた物の見え方が細部にまで行き渡りその物の表情が変わったり、柔らかさ硬さが変わったり(抽象的な意味で)、そこには確実に感じるものが存在していた。それは水と私の生活。でも、現実は現実。手洗い生活は夢物語。だんだん本気で嫌になってきた。理由は2つ。・私にとっての制作におけるゴールデンタイム「午前中」をかなり奪われる。・手洗いの労働によってクリアな脳が奪われる。クリアなつるつるな脳が制作にとって不可欠だと確信している私は、手洗い洗濯をした後すぐに制作はできない。何かが確実に吸い取られている感じがするから。リフレッシュしてから制作に取り掛かる必要があり、午前中が壊滅的に奪われる。だからって洗濯のためにいつもより早起きなどしない。睡眠をこよなく愛し、寝ることが制作にとっていちばんの栄養だと思っている私は、睡眠を削るという行為なんて余程のことがない限りしない。とにかく手洗い洗濯が私の時間とクリエイティブを奪っている。手洗い洗濯でここ1ヶ月は脳がごちゃごちゃ。なんか変な1カ月だった。リフレッシュのために外出する時間が増えて体力はついたけど、頭はずっとぼーーっとしてる。そろそろ制作に没頭したい。生きてる実感が欲しい。洗濯機って素晴らしい。自分のキャパシティの狭さを猛烈に実感する1カ月だった。 12月干支招き洗濯機買う水シャワー #片岡メリヤス #kataokameriyasu #償いカレンダー」12月1日 22時06分