山下昂大さんのインスタグラム写真 - (山下昂大Instagram)「早稲田佐賀高校1期生の挑戦が終わりました。 1週間経ち気持ちが整理できつつあるのでPOSTしたいと思います。 2021年に創部した3年間。指導者は指導経験0。中学での経験者も3人。グラウンドもなく監督の軽自動車にパンパンに荷物を詰めて公共グラウンドをジプシー生活。その中でもみんなが楽しそうに、かつ一生懸命ラグビーに取り組んでくれました。 1年目は15人だけで鳥栖工業に挑戦し敗北。 2年目は佐賀工業に195対0。今年のチームが始まる時はミーティングに多くの時間を割き選手自身で目標設定をしてもらいました。設定した目標は「花園出場」つまり41年連続佐賀県代表の絶対王者佐賀工業に勝つこと。新人戦の九州大会では長崎県1位の長崎南山にラスト3分までリードしていましたが、22対24と負けてしまい選抜出場を逃し、春の九州大会では福岡県2位の東海大福岡に31対35とあと一歩で及びませんでした。夏合宿を経て強豪との試合を経験し確かな手応えを掴み挑んだ佐賀工業戦。結果は0対106での敗戦となりました。結果だけを見れば100点ゲームでしたが、実際に現地で応援していただいた方やYouTubeで試合を見ていただいた方々からはお褒めの言葉をいただきました。 95%がDFの時間でしたが日本屈指のフィジカルを誇る佐賀工業に対し幾度となく突き刺さりぶつかり続けてくれました。部の理念である「姿勢と行動で目の前の人に勇気と喜びを与える」ことの出来た渾身のゲームでした。差は偏に監督の力不足だと悔やんでいます。途中退場となったけどチームを鼓舞し続けたキャプテン。トライを取れずに謝るエース。脳震盪により途中退場となったFWリーダー。小さな体で刺さり続けてくれた勇者たち。常にチームを想い部員との軋轢を恐れず戦い続けてくれたマネージャー。みんなからたくさんの勇気を貰いました。 3年間ひとつのトライも取らすことが出来ずにごめんなさい。でもそんなものよりももっと大切でもっと大きなものを君たちから貰いました。ありがとう。次のステージでも君たちなら大丈夫。早稲田佐賀としての最後の試合を誇りにこれからも歩み続けてください。ここまで来るのにたくさんの方から激励、ご支援、ご指導いただきありがとうございました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。まだまだ早稲田佐賀の挑戦は始まったばかりです。私含め未熟なチームですが温かく見守っていただければ幸いです。早稲田佐賀高校ラグビー部監督山下昂大」11月4日 8時56分