ラブリのインスタグラム(loveli_official) - 5月24日 23時40分

現代美術館で開催されていたユージーン・スタジオ、「新しい海」の展示の空間に入り込んだ時、それはそれはとても柔らかな海がそこには在った。予想もしていないその柔らかな海に私は心の何かを投影したことを忘れてはいなかった。

今回有難くも天王洲で開催される新しい個展への鑑賞会、さらにはユージーン・スタジオのアトリエにご招待いただき夫の強太くんと友人の吉祥丸と伺いました。

寒川さんの作品は個人的な私（あるいは個人的なあなた）との関係、記憶との繋がり、その時々に存在している感情や私情によって作品の姿や名前を残してくれている余白が有る。丁寧な主観が肌に馴染んでいく。

暗闇の中で制作された作品はこの世界で誰もみることの、今後みることもできないという作品で、光が遮断され距離も分からず向かうと必然的に身体の感覚までもが遮断され『黒』という世界を存在で理解した。その作品に指先が触れた時、その先端だけが頼りで私と唯一繋がっている部分だった。作品自体が発する何かの中に入るという感覚は未だかつて経験したことがなく緊張ともいえて、不安ともいえて、興奮ともいえるような究極に私に近いところにいたように思う。

私へと向かう意識が尽きない作品に、
時間が少し経った今も魅了されている。

ユージーン・スタジオの作品にぜひ触れてみてくださいね。
あなたの何かに触れるはずです。

@eugene_studio_official
@maki_gallery_tokyo
天王洲の展示は6月3日からだそう。

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