斎藤洸のインスタグラム(snare_saitou) - 4月10日 22時49分

4月9日明け方、保護猫ドーナッツが亡くなりました。

昨年冬前の体重減少と貧血、エイズ発症の疑いから始まり、目まぐるしい日々でした。重度の貧血により手術できず確定診断には至らなかったけど十二指腸にあるものは腫瘍であろうとの事でした。そしてその腫瘍であろうものは舌の裏も蝕んで、最後は手の施しようのない状態となりました。
ドーナッツ、痛くて辛かったと思う。
危篤の状態になり息が止まっても心臓はまだ頑張っていて、何度も息を吹き返していた。
もう「頑張れ」なんて全く言えないし思えない状況。ドーナッツは細く哀しげな声で何度か鳴きました。今でもその声が耳に残っています。
最後の瞬間に側に居たかったけど、ドーナッツにとって一番側に居て欲しいのはいつも同じ部屋で過ごしたカムカム達なはずなので、僕たちは側を離れました。数時間後、ドーナッツはカムカム達のそばで冷たくなっていました。

亡くなる前の光景や最後に火葬場でのお別れ。これは何度経験しても慣れる事はないですね。
そして、後悔は必ず付き纏います。
「もう少し人馴れに力入れてあげればよかったかな？」と思いつつ、「人馴れの訓練でストレスを与えてなかったかな？」と、矛盾しているような後悔。
ドーナッツは同じ保護部屋のカムカムやウドちゃんやふきちゃんの事が大好きで、末っ子気質でいつも甘えていました。目がまんまるで綺麗で、すっごく可愛い子だった。

先立たれた後に僕らはいつも「ウチに来て幸せだったのかな？」との問いに悩まされています。「もっとこうしたら良かったかな」と後悔を消せないんです。
ただ、もし野良のままだったとしたら…その最期は孤独に凍えるような雪の中だったかもしれないと思うと、僕達のやっている事には意味があると思うしかない。だから、精一杯この先も悲しみを乗り越えてやっていくしかないんですよね。

最後にドーナッツに「ウチに来てくれてありがとね」という言葉を伝えてお別れしてきました。

カレンダーなどグッズの購入や、活動を応援してくれる方々、本当に皆さんのおかげもあって必要な治療を施す事の大きな力になりました。
本当にありがとうございました。

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