沢口千恵さんのインスタグラム写真 - (沢口千恵Instagram)「✳︎ 構成・演出・振付は俳優アーティストの森山未來さんと脳科学者の中野信子さんそして振付家ダンサーのエラ・ホチルドさんという異色のコラボ「FORMULA 」の東京公演を鑑賞しました。ロビーには想像を超えた数の展示があり美術館のインスタレーションがそのまま劇場空間に生まれていました。そのインスタレーションから始まる思考、物語は客席、ステージへとつながりある瞬間からステージは時と空間の流れの中でふとはじまる祝宴となって。その作品はロビーにある展示たちを種としてそこから花となり実となり枯れまた種となり。ダンスの名手たちと役者でありダンスも深く理解し体現する森山未來さんとの組み合わせでダンスと、セリフがそこへと到達しそこからいくつもの情景を描きステージ鑑賞のあとも続く展示がまたそのステージからうまれた種がロビーの展示にて芽吹きまた実となり枯れを繰り返しては成熟していく。そんな営みを問いかけられる作品でした。転写、複製、増幅、進化、支配進化と暴走、抑圧と解放。だれもヒトの形跡のない中では生きられない繋がりとは？感受とは？受け取らざる得ないもの受け取るべきもの進化してゆくもの進化させるべきもの進化のための犠牲と効率追いつくのか追いつかれるのか社会性、暴力性。破壊とは？構築とは？差し出す手があるとしたら？果たして？誰かが泣いているとしたら？そんなシンプルなことかもしれない。若い世代から多くを学び上の方々からも学び継承され同じ日本でも違う世界を生きているというリアルをもっと骨の髄で知ろうとしないと。ああそうか。文化然り発展然り多くを継がれ突然変異のあるこの身なら若い世界の誰かから継承されることもこの歳の私もあるのか。そのような形で時を超えることもこの身体にはあるのか。祝いとは。もっと考えようとしもっと学ぼうとし生きること。そのシンプルなものをみたよう。思考や思想を敬意と共に学びながらひとつの概念の中に閉じこもらず生きることに縛られないこととは。感性、感情思考、思索科学、哲学、アート。表現者たちと科学者の中野さんとの溶接点はひりひりと熱くそれぞれの痛みそれぞれの問いと信念。ここで起きていることはこの身の中でも起きていることでああ、なんだか。東京は公演が終わっていますが地方ではまだ公演中。生きることを経験し思索したものたちをこうして形にしていくものをみるとそれを体現するそのことへの羨望も生まれそれらも活力となりました。ああ、ちゃんと負けてられないよね。ああ、ちゃんとついていかないと。私という小さな立場からでも。この挑戦をして下さってこの挑戦を見せてくださった全てのみなさまありがとうございました。衣装もものすごく素晴らしく舞台美術も美しくダンサーたちは極まり。きっとこれは誰もがしたかったこと。それを自慰的にならずこの到達点で。それをした、できているそのことに最大の敬意をこめて。この公演もまた芽吹きである事に祈りをこめて。そう。ほんと。本気だって凄まじい事だよ。 #中野信子 #森山未來 #エラ・ホチルド #formula」10月30日 10時01分