都倉賢のインスタグラム(tokuraken) - 11月22日 20時19分


今年1年間これまで長崎の『J 1昇格』の為に全てを捧げてきましたが叶える事が出来ずに本当に本当に残念です。

今シーズンは個人としてもチームとしても序盤は凄く難しい時期が続きました。1日1日にベストを尽くしてきたつもりですが力不足で状況は好転せずに監督が変わりました。

松田監督に変わってから1人1人がやるべき事が明確になったことでチームのベクトルが一致して早い段階でチームの土台を作り上げる事が出来ました。そこで作り上げたベースを大切にしながら「守」「破」「離」と段階的に成長していくことが出来ました。

現状チームとしては「破」から「離」に移行するフェーズで、シーズンのこの時期にまだまだ成長の余地を沢山残していると言う悔しさも感じております。

今シーズンはJ2からJ1に昇格出来るチームは2チームしかありません。

目標を達成出来なかったチーム全てが敗者になるのか?!

僕はそうではないと思っています。

目標を達成出来なかったら全てが無意味になるなんてことは絶対にありえません。

目標はあくまでも目的を達成する為の手段であるからです。うまくいかなかった時間が長がったからこそ試行錯誤してトライ&エラーを繰り返し状況を打破しようとするプロセスやチームとして土台をしっかり作れた事で大崩れする事がなくなったこと、そして何より最後の最後まで長崎の誇りを胸に戦い続けることが出来たこと。

そんな沢山の経験は勝ち負けを超越し、1人1人の人生を豊かにし、人として成長させました。

昇格出来ないと決まった時に頭をよぎった吉田松蔭の言葉

「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」

吉田松蔭は志し半ばで無念の死を遂げてしまい、目標を果たす事は出来なかったけどその意志を受け継いだ弟子たちが、その思いやフィロソフィーを胸に国を動かし時代を変えることに成功した事を考えると吉田松蔭の目的は完全に果たせたのだと思います。

僕たちも結果として目標を達成出来ませんでしたが、自分達が目的を果たす為に今シーズンやってきた事やサッカーに対する姿勢は必ずV長崎のフィロソフィーとして脈々と受け継がれていくと確信しております。

そう言った意味では昇格の可能性がなくなったこの2試合こそ自分達の真価が問われる大切な試合になります。

なぜサッカーをするのか?!
何のためにサッカーをするのか?!

いまいちど1人1人が自問自答をしてピッチで答えを出したいと思います。

長くなりましたが、僕自身これまでと何も変わらない姿勢でサッカーと向き合っていくことを約束しますし、最後の最後までチームの勝利の為に全力を尽くし続けます。

ファン、サポーターの皆さんも悔しくて悔しくて仕方ないと思いますが、それでも試合は続きます。

目標がなくなったいま、V長崎に関わる、選手、フロント、スタッフ、ファン、サポーターの皆さんがいまいちど自問自答し、1人1人答えが出た時にV長崎はより強いフィロソフィーを持ち、結束力の強いチームになります。

泣いても笑っても残り2試合。

悔いの残らないように1人1人立場は違いますが、その立場で出来るベストを尽くしていきましょう!!!


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2021/11/22

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