平岩享のインスタグラム(hiraiwatoruphoto) - 9月26日 23時20分

class101でやる平岩写真塾（一灯ライティング編）が来週から開講されます。既にほとんどの動画は撮影しており、現在編集真っ只中です。

２０１９年の終わり頃に写真でやりたい事がほとんど出来てしまったことに気が付きました。１５年間個人でやってきて夢のような沢山の経験をさせてもらいました。だって２０代は本当にどこにでもいる優秀とは言い難い普通の会社員でしたから。

たくさんの俳優さんや女優さんが僕が撮影した写真をオフィシャルポートレートとして使ってくださり、すごいカリスマの方と一緒に仕事させてもらいました。それは夢みたいな経験です。

２０２０年以降は地方にでも移住して写真で新しいチャレンジをしようと思っていました。そう思っていたら、まだまだ自分は東京で必要とされていることがわかり、新しい事を共にやってくれる仲間が僕の周りにいました。

そして、コロナがやってきました。僕の生活は一変しました。突然、撮影の仕事がなくなり、毎日が日曜日になりました。やる事がないのでSNSを使って積極的に自分の発信をしていきました。その活動をする中でclass101のスタッフの方の目に止まり、オンラインで先生をすることになりました。

僕はエンジニアのオープンソースの考え方が好きです。集合知。みんなで知恵をシェアして世界をより良くしていこうという考え方です。どちらかというと僕がいる写真の世界は真逆でライティング技術は秘密とされ、撮影をしている風景はなかなか見ることが出来ない光景でした。どうしてああいうライティングの写真が撮れるんだろう。どうやったらあんな表情やポーズの写真が撮れるんだろう？それは昔の僕の疑問でした。

その秘密を動画とインターネットで全部公開していく。これは新しい挑戦です。今回、撮影に協力してくれた女優の土居志央梨さんは初対面の方でした（事前に一度zoomで衣装の打ち合わせをしたのみです）。いつも仕事でやっているようなライティングとコミュニケーションで彼女のいろんな面を撮影することが出来ました。これはいつもの僕の撮影風景が見れるコンテンツです。そして、どこにでもある会議室でその写真たちを撮りました。立派なスタジオじゃなくてもストロボライティングの写真は撮れるんです。東京じゃなくてもどこでだって撮れるんです。

ここまでさらけ出して撮影したプロフォトグラファーの動画はひょっとしたらなかなかないのかもしれません。

なぜそんな事をするのか？理由は沢山あるのですが、僕がカメラを職業に選んだ時の目標のひとつが次の世代へのバトンを渡すことをしたい。それを今はオンラインでたくさんの人に伝えることが出来る。誰かの人生のブースターに自分がなれたら、自分が生まれてきた意味ってあったなと思えるからです。

そして、もうひとつの大きな理由は手放すことで、そこに新しい風が吹いてくるということがこれまでの経験でわかっているからです。怖くないかと言ったらそんなことはもちろんありません。僕が１５年間かけて築いてきたライティング技術や撮影術は僕の宝物です。でもその宝物をclass101でお見せすることが出来たのは本当に幸運だったなと今は思ってます。受講を迷っている方がいらっしゃったら、ぜひ受けてください。損はさせません。

僕が１５年間の時間とたくさんのお金をかけて得た技術をしっかりと公開しています。

読んでくれてありがとうございます。

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