猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 9月19日 20時25分

ベランダ一杯呑みにはサイコーの秋の涼やかな夕べ。

ピガと初秋に似合うキース・ジャレットを聴きながら。

イオちゃんの見送り時、ここは #心の定点観察場 だった。

ずいぶんとここで、ひとりで泣いたり決断したりした。家の中でやると、見事に気を読む猫たちにバレるから。

もしもイオちゃんが、あんな恐ろしい進行の早いがんにならずに今も生きていたら…と想像してみる。そりゃあ幸せだったろうね。

「イオちゃん、秋が来たね。また一緒に床暖房ぬくぬくの冬も、クリスマスもお正月も一緒に過ごせるね♡ そして来年は、みんなでパリだよ」って言ってたんだと思う。

どう考えても、そっちの方が幸せだった。

でも、イオちゃんはこの猫楽園から幸せの絶頂期にハワイへ旅立つことを、彼女自身が選んで逝った。

そのことを支持してやらねばいけないでしょう？

死を受け入れることが最大の愛であり、ここに生きた命への承認になる。

だから私は涙を流し、涙を飲んだ。

そしてイオちゃんは、路上に捨てられて、拾われて、女神になる命の可能性についてのメッセージを遺した。

生と死のラインを見事に取り払い、永遠になれるってことをみずから示して。

ちょっと酔っ払ってんな、私。

とてもいい夜だよ。

#東京下町時間　#ピガ兄　#イオちゃんフォーエバー　#猫と生きる

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