原田佳代子(ミス國學院No.3)のインスタグラム(h.kacon) - 12月10日 00時20分
『森林大国ニッポン』🪵
林野庁庁長官 本郷浩二先生
国土緑化推進機構政策企画部長 冨永茂先生
よりご講義いただきました。
まず最初に、日本は世界有数の森林大国で、
国土を占める森林の割合はなんとフィンランドに続いて
第二位を誇っているそうです。
ということは昔はもっと森林が多かったの?
と思いましたが、
実は江戸時代の日本は「禿山」ばかりだったそうです。
というのも、かつて人々が暮らして行く為には生活のエネルギーとして薪や木炭などが必要不可欠。山から大量の木を伐採するしかなかったのです。
それに続いて禿山を増やすきっかけになったのは太平洋戦争中。木材は軍事物資として使われ、また、戦後焼け野原となった町を再建する為にも大量の木材が必要でした。
戦後日本の森林は荒廃して行き、
荒廃した森林は多くの自然災害をもたらしました。
そこで、昭和25年、国土緑化推進委員会(現在の国土緑化機構)が結成され、大規模な国土緑化運動が開始されたのです。
国土緑化機構のミッションは、
"木を植える"だけではありません。
大切なのは
木を"植える"
定期的に間伐など行い木を"育てる"
成熟した森林(木材)を"利用する"
この3つの循環を作ること。
分かりやすく言い換えると、木を切って木材として役立てる。切った後には木を植えて、何十年後また利用できるように育てる。その循環を作ることで森は健やかに保たれるということです。
そしてこれを林業に携わる方々だけが行うのではなく、国民全体の意識の中にこの3つが根付き、一人一人が持続可能な環境づくりに貢献する生活を行うことが大切なのだと思います。
この中で私たちが簡単に行動に移せるのは、木を利用することだと思います。例えば最近では森のようちえんや森林セラピー、森林でのヨガなども話題ですよね。新国立競技場にも国産木材が沢山使用されています。他にも木材でビルが建築されていたりと森林は沢山の可能性を秘めていることが分かります。
木特有のぬくもりや香りがあり、以前から木製の家具や雑貨は好きでしたが、これからはその木が国産のものか必ずチェックして、持続可能な森林の循環に関わって行こうと思います。
最後に
私が今回の講義でもう一つ印象深かったのが
日本の神道と森との深い関わりです。
ここから下は私が大学の講義で習った内容ですが、
日本の神道では、山や森を神が降り立つ場所として信仰していました。その為日本の多くの山には神社があります。別の言い方をすると、神社の周りにはほとんどの場合森が存在しています。そんな神社を守る森のことを「鎮守の森」と言い、人々は鎮守の森を心のよりどころとして集い、共に森を守り利用してきたそうです。
今回の講義で森林セラピーや森のようちえんのことを知り、私はそこに人々のコミュニティとして利用される古き良き森の形があるように思いました。
写真は、ご講義の中で本郷先生が毎年参拝されると仰っていた青山にある「熊野神社」です。
植林、樹林の神として、
五十猛ノ命(いだけるのみこと)
大屋津姫ノ命(おおやつひめのみこと)
抓津姫ノ命(つまつひめのみこと)
伊弉冊ノ命(いざなみのみこと)
が祀られています。
古くて立派な樹木が数多く植えられており、一本ずつ木を眺めているだけであっという間に時間が流れて行きます。
皆様も是非機会があれば行ってみて下さい!
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2020/12/10