ほぼ日刊イトイ新聞のインスタグラム(hobonichi1101) - 6月6日 09時00分
【ほぼ日22周年のご挨拶 糸井重里】⠀
6月6日恒例、糸井重里のご挨拶です。⠀
いろいろとたいへんな時期ですが、⠀
だからこそ「たのしみなこと」も。⠀
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こんな6月6日、ちょっと既視感があります。⠀
そう、2011年の創刊13年の記念日にも、⠀
そうとうな緊張感をもって、この日を迎えました。⠀
そのときは、あまりの大きな震災の前で、⠀
率直に「ことばがない」というところから、⠀
出発しようと考えました。⠀
でも、ことばを使わないと⠀
前に進むための目印がなくなってしまうと思って、⠀
「少なく言う」ことを意識していました。⠀
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2020年のいま、また、似たようなことになっています。⠀
創刊22年の「ほぼ日」は、あらためて、⠀
わかったようなことは言えない状況のなかにいます。⠀
ただ、あのときから10歳近く大人になっているせいか、⠀
どうしていたらいいかについての経験がありました。⠀
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足元をしっかりして、自前の力で立てるかどうか。⠀
そして、なにができるかを数えて、それをやること。⠀
人のためにも、じぶんのためにも、健康でいること。⠀
それは、どういう暗さのなかにいても、⠀
変わらないでいいものです。⠀
幸い、元気で、地に足をつけて立っています。⠀
それだけでも、ほんとうにありがたいことです。⠀
多少の経験も重ねてきましたが、多少の筋肉もあり、⠀
血の巡りもわるくならないで動けています。⠀
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もともと、2019年のごあいさつで、⠀
2020年には、かたちをちゃんとするよりも、⠀
もっとやわらかくなって力をつけて、⠀
「脱皮をするんだ」と言っていました。⠀
そのつもりで計画していたことは、着々と進んでいます。⠀
それは、新型コロナウイルスのことがあっても、⠀
頭のなかや、人と人とのやりとりが続いているせいで、⠀
休むことなく前に向かっています。⠀
⠀
ぼく自身が、いままででいちばん、⠀
いまの「ほぼ日」のやりかけていることを⠀
たのしみにしています。⠀
遠く大きな景色に目が向いているせいで、⠀
足元近くのぬかるみとか、途中の道筋については、⠀
あんまり怖がったり不安がったりもしていません。⠀
いまからが圧倒的におもしろいのです。⠀
この景色は、やがて見えてくるものです、⠀
秋から、冬、来年にかけてになるかなぁ。⠀
みなさんも、ぜひ、たのしみにしていてください。⠀
⠀
夢につけた手足は、しっかり動いています。⠀
応援してくださる方々に、こころから感謝してます。⠀
こういう2020年ですけれど、ぼくらは元気です。⠀
「やさしく、つよく、おもしろく」、やっていきます。⠀
ぜひ、いっしょにおつきあいくださいね。⠀
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2020年6月6日⠀
株式会社ほぼ日 代表取締役 社長⠀
糸井重里⠀
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https://buff.ly/2ANCvGn⠀
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#ほぼ日刊イトイ新聞 ⠀
#1998年6月6日 創刊しました。⠀
#これからもどうぞよろしくおねがいします。⠀
#ほぼ日 #22周年⠀
#糸井重里 #ほぼ日のよみもの
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2020/6/6