木村好珠のインスタグラム(konomikimura) - 3月27日 09時06分

井上荒野が父で小説家の井上光晴と妻、不倫相手の瀬戸内寂聴をモデルにした小説、あちらにいる鬼。
登場人物全てが上をいってる、浮気相手も妻もこれを書いている井上荒野も。以前載せた、井上荒野の結婚って作品に出てくる奥さんも、この妻に何となく似てるんだよね。だから、井上荒野からみる"いい女"ってこれなんだなぁって思った。本人にきいたら、違うっていうかもしれないけど、多分潜在的にこれが女のあるべき姿というか、結局男も女もこういう生き物になるしかないのよね。っていうのを描いてるのかなーと思った。男をたてて、何も言えない妻かと思いきや、男を愛し、その男を支える芯の強さをもってる女性。
そして、全員が完璧な幸せじゃない所がいい。当たり前じゃんね。恋愛が全部幸せでたまるかよ。っていう笑 愛することが一通りではないし、ある意味こんなに素直で柔軟で幸せで、そして苦しい愛はあるだろうか。
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