Fukaseのインスタグラム(fukase) - 2月10日 19時46分
保護室という監視カメラの前で糞尿を垂れ流さなければいけない部屋に自分がいた時、1番辛かったのは時計が無い事だった。
何日閉じ込められているか分からない。寝て起きた空が朝焼けなのか夕焼けなのか分からない。前進しない毎日が繋がっていくのが怖かった。
屈強な医者にズボンを脱がされて尻に筋肉麻酔を打たれて床に沈んだ時、自分は社会からドロップアウトしたんだと確信したのを覚えてる。
10代の自分には、それこそ"世界の終わり"と感じる闘病生活の始まりだった。
あれから何年も経って自分は今日で10年間、音楽家を続けられている。
こんな自分でも同じような境遇の人達の支えになれたらと踏ん張ってステージに上がっていた時期もあった。
もちろん、辛いことや悲しい事もあった。
でもそれはあの怖かった時間とは違う。前を向いて進めた10年間は本当に煌きのような時間だった。
メンバー、スタッフ、そしてやはりこのタイミングはファンの皆に感謝したい。
俺たちを、俺たちの音楽を好きになってくれてありがとう。
誰かに好きになってもらえる事に感謝出来る10周年以降にしていきたいです。
ありがとう
そして、これからもよろしくお願いします。
深瀬慧
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2020/2/10
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