紗栄子さんのインスタグラム写真 - (紗栄子Instagram)「非常事態宣言が出され、未だコアラなどの野生動物たちがたくさんの命を落としているオーストラリアの火災をみなさんご存知でしょうか。年末年始、日本ではオーストラリアで起きている現状を報道で目にすることがほぼなかったこともあり、勝手に鎮静に向かっていると思っていた森林火災が今もなお激化しているということを、久しぶりに開いたSNSや海外に出るとたくさん報じられており、私も改めて知ることができました。日本のテレビでは、放送されている題材の優先順位に疑問をもってしまう報道が多いことに、もっと私たちが知らなければいけない大切なことがあるのに...と、いろんな意味でとてもショックを受けております。写真に載せたオーストラリアのマップは、政府機関系のサイトMyFireWatchが発信している情報で、オーストラリア全土で2020年1月4日から過去72時間以内に起きた山火事の状況が記されています。 1月4日だけでも、ニューサウスウェールズ州では140箇所以上で山火事が起こっており、その半数以上が制御不能。気温40度を超える中、3000人以上の消防士やボランティアの消防団員が消火活動にあたっていらっしゃるとのことですが、事態の終息には程遠いのが現状で、熱と煙の中で命がけの活動が連日続いています。地震や津波で海外からも沢山の支援を受けた日本。このオーストラリアの危機に恩返しの気持ちも込めて動く時だと感じ、私も2つの支援先に寄付をさせて戴きました。同じ思いの方で寄付先を悩まれていらっしゃる方がおりましたら、ひとつの選択肢として参考にしていただければと思います。私が今回寄付したのは、ニューサウスウェールズ地方消防局のボランティア消防団たちへの支援先と、ポートマッコーリー·コアラ病院が開設したGoFundMeというオンライン募金サイト。１つ目の支援先のニューサウスウェールズ地方消防局は、ボランティアベースで機能している州政府の法定機関で、ボランティアの消防団員は仕事を休み、無給で地元の消火活動に当たっていらっしゃいます。この方達の協力無くして復興は考えられず、個人に多額な負担となっていることも想像に難くないので、微力ではありますが皆さまの活動が続けられるチカラになれたらと思い、こちらに寄付させていただきました。 2つ目の支援先であるポートマッコリー.コアラ病院は、今後集まった寄付金で環境・エネルギー省と連携を図り、コアラの保護、水飲み場設置などの生息地の再生、治療・リハビリ施設の建設に挑むとしておりますので、生息地の再生が最重要課題となっていることもあり、こちらに寄付させていただきました。今までに5億匹の野生動物が命を落とし、そのうち8千頭は野生のコアラが犠牲となっているみたいです。 11月にSNS上でたくさん拡散されていたので皆さんも目にしたことがあるかもしれませんが、燃える森の中から通りがかった女性に救出されたひどい火傷を負った14歳になる雄コアラ「ルイ」もポートマッコーリー.コアラ病院で手当を受けておりました。しかしルイはひどい火傷から症状の回復が見込めず、「動物の福祉を最優先させる」という観点から安楽死という決断が下されました。この病院にはルイ以外にも沢山のコアラが手当てを受けており元気になったコアラ達もたくさんいます。救出されたコアラが生息していた地域のユーカリの木は焼け尽くされているのが現状で、コアラの保全状態は絶滅危惧種の前段階である「危急種」に分類されると評価されるくらい危機的状況です。こちらのサイトでの支援金に関しては、自身で金額設定ができ、子供達もお年玉やお小遣いが許す範囲で寄付できるので、学校に戻った息子たちにも次会った時に話してみたいと思っています。今まで地球からのたくさんの恩恵を当たり前のことのように受けてきた私たち人間が、生かされている者として地球に対して何をしていかなければならないのか、みんなで真剣に考えなければならない時がきていることを痛感させられるこの自然災害の多さと規模の拡大。救助・復旧活動に取り組まれている全ての関係者の方々に対し、心からの敬意を表します。そして、1日も早い鎮火と皆さまの安全をお祈り致します。 #prayforaustralia #koalahospital #koalahospitalportmacquarie」1月7日 20時32分