鈴木美穂のインスタグラム(mihosuzuki_hamamatsu) - 5月23日 00時18分

栗城さんのこと。
何か書かずにはいられなくなりました。
https://note.mu/miho_suzuki/n/neb64d4796c92

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栗城さんが亡くなったことをまだ現実として受け入れる気持ちになれていない気持ちの中、偲ぶ会に行ってきました。

栗城さんと初めてお会いしたのは2年前の4月、桜を見る会でばったり会った友人に紹介されたことがきっかけでした。
その時に、なぜかその場で知り合った方々の中で唯一ツーショットを撮っていました。

そしてマギーズ東京をオープンした後、「うちのスタッフにもがん治療中の人がいて、みんなで支えていきたいです。素晴らしい活動ですね」と連絡がきて、お願いもしていないのに寄付までしてくださったことを知り、なんて温かい人だろうと思っていました。

それから何を思ったのか、2度目にお会いしたときに、「形は違うけど、命の限り挑戦する姿を見せ続ける使命がある者同士ですね。お互い頑張りましょうね！」と眩しい笑顔で言われてドキッとしたのを覚えています。
そのときに、「わたしは自分の命が惜しくて慎重になってしまい、栗城さんみたいに命がけでは挑戦できないからすごいです」と言ったら、「僕もギリギリのところまでです」と笑って話していたのが、悲しくてとても複雑な気持ちです。

わたしは登山には詳しくないですが、そんなやりとりをするようになって以来、栗城さんの挑戦はドキドキしながら見守っていました。
「挑戦の過程の失敗や挫折も共有して、自分と同じように見えない山に向かっている人たちにエールを送りたい」と苦しんでいるところも隠さず見せる姿に共感し、成功したところだけを見せる人よりも人間味を感じて素敵だと思っていました。

そんな中でのあまりに突然の訃報で、この複雑な気持ちについていけない中で読んだTaejun Shinの記事は、とてもしっくりきて、考えさられるものでした。

https://note.mu/taejun/n/n94cab5c6a113

そして今夜、栗城さんからもらったというエベレストビールをいただきながらゆかりある方々の思い出話を聞いて、彼の突き抜けた強さや温かさや優しさを感じると共に、光の当たるところには影ができる、その重みも感じました。
応援されたり、期待されたり、批判されたりする中で、諦めたり途中でやめることはとても難しいことだと思います。

今はまだ色々な思いがうごめいてうまくまとめられないのでゆっくり咀嚼していきたいと思いますが、ただただ出会えたことに感謝し、その生き様や人間性に学び、ご冥福をお祈りしたいと思います。

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