2016.9.15 一昨日連絡があって中学からの親友のお母さんがこの夏認知症になったという * そのお母さんに私は随分と可愛がっていただいた * オトボケ妄想族の私を面白がってくださって自分の短所が長所にもなり得ることを考えてくださった大切な人 * 昨日、仕事の帰りに寄ってきた * 昔の私の馬鹿話などはしっかり覚えているけど今話したことは忘れてしまう * 典型的な短期記憶障害 * 落胆する友人の気持ちをただただ受け止めてきた * 仕事柄、同じような症状の方と接する機会は多い * ご家族のご苦労は並大抵ではない * ある時こんな詩を紹介してくださる方がいた「私がぼけたら読んでって、子供達あての手紙の中に入れてるのよ」と見せてくださった * * * 「親愛なる子供たちへ」作者不明年老いた私が　ある日　今までの私と違っていたとしてもどうかそのままの私のことを理解して欲しい私が服の上に食べ物をこぼしても　靴ひもを結び忘れてもあなたに色んなことを教えたように見守って欲しいあなたと話す時　同じ話を何度も何度も繰り返してもその結果をどうかさえぎらずにうなずいて欲しいあなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末はいつも同じでも私の心を平和にしてくれた悲しいことではないんだ　消え去ってゆくように見える私の心へと励ましのまなざしを向けて欲しい楽しいひと時に　私が思わず下着を濡らしてしまったりお風呂に入るのをいやがるときには思い出して欲しいあなたを追い回し　何度も着替えさせたり　様々な理由をつけていやがるあなたとお風呂に入った　懐かしい日のことを悲しいことではないんだ　旅立ちの前の準備をしている私に祝福の祈りを捧げて欲しいいずれ歯も弱り　飲み込む事さえ出来なくなるかも知れない足も衰えて立ち上がる事すら出来なくなったならあなたが　か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたようによろめく私に　どうかあなたの手を握らせて欲しい私の姿を見て悲しんだり　自分が無力だと思わないで欲しいあなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらい事だけど私を理解して支えてくれる心だけを持っていて欲しいきっとそれだけでそれだけで　私には勇気がわいてくるのですあなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しいあなたが生まれてくれたことで私が受けた多くの喜びとあなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい * * * 「老年期」は「喪失期」という人がいる * 今までできていたことができなくなっていくからだプライドや自己肯定感が失われていく * 周りにいる若い世代はどうしたらいいんだろう * 人は自分で生まれてきたわけではなく生を与えられて生かされているんだと考えたら * 人生の意味はとてもシンプルに「与えられたものを全うする」ということなのかもしれない * 野に咲く花のように成長して花をつけ散って枯れるまでが人生 * 良いところも嫌なところもその全てを味わい尽くすしかない * だとしたら若い人はしんどい思いをしながらゴール手前を必死に進んでいる先人に沿道からエールを送ることしかできないのかもしれないなぁ * だから目をそらさずにグランドフィナーレを心の中でたくさん旗を振って応援します！！( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧ * * そうそう今日の若者への応援の方は ☆スコッチエッグと ☆野菜の揚げ浸しです！母ちゃんは君にも旗ふっとるぞ〜( ´ ▽ ` )ﾉ

noanoa2019.2.11さん(@noanoa2019.2.11)が投稿した動画 - 2016/09/15 10:42:56